高2の冬

予備校に通うことになって
塾を辞めると決まった


先生は 寂しくなるね
そう言った



思い切って連絡先を聞くと


「うん、いいよ」





でも連絡先がくることは無かった
私はそのまま塾を辞めて
私の恋も終わった



当たる前に砕けた恋
その小さな破片は
ちくちく とこころに突き刺さる