「え?!えっ??なんで??」


なんでプリンターの電源を入れただけなのに!

「佐久間主~~任!」

急いで暗闇の中、佐久間主任がいると思しき方向目指して歩き出す。


バキッ!


ギョギョギョ!


なんか、踏んじゃいましたか?私?


恐る恐るソロ~リと足を上げると同時にふらつき、何かを掴もうと必死に手を伸ばす。

けど、残念!

何も掴めず。

スカッと空振りした手で、そのまま、近くの台に手をつく。

だけど、それもなんだか失敗しちゃったらしい。


ガラガラガッシャーーーン!!


なっ、なんか今、壊したらしき感じがします。


「さ、佐久間しゅ~に~ん」

「あーもー、お前、そこを動くな!俺がなんとかするから!お前が動くと被害甚大!」


呆れモードの佐久間主任の声がすると同時に、ポッと小さな灯りがともる。


佐久間主任の顔が下からライトに照らされて、お化け風味にボォ~!っと浮かび上がる。


「ギャーーー!」


こ~わ~い~~~。


頭を抱えて思わずその場にしゃがみ込む。