無事にブラもショーツも装着して、うん、カンペキ!

やっぱり着けていないと落ち着かない。

それから、課長が貸してくれたパジャマを着る。

課長の匂いがする。

ええ匂いじゃねぇ。

でも、なんか変な感じ……。

体がまだ課長に抱きしめられているような……。

課長と繋がっているような変な感じ。

ひゃぁ~。

思い出しただけで、どんどん体が火照ってくる。

ブカブカの課長のパジャマを折って、そぉ~っとベッドルームに戻る。

課長、まだ寝てる。

疲れてるんだ、きっと。

昨日の夜は激し……コ、コホン!

じぃっと課長の顔を見ていると、体の芯から熱い気持ちがこみ上げてくる。

昨日はもう無我夢中で、早く終わって欲しいなんて考えてたけど、今朝になると、もう課長のあの熱い腕の中に戻りたいなんて思ってしまう。

キスしたくなって、課長にそっとキスする。

かなり大胆なことをしちゃった!

ぽーっと赤くなる両頬を押さえてた時、寝ていたはずの課長の右腕に引っ張られ、その胸に抱きしめられる。

課長ってば、上半身、はっ、裸だよぉ~!!

顔が真っ赤になってしまう。

それなのに、課長はいつものポーカーフェイス。

「おはよう」

「お、おはようでございます!」

プーッと課長が吹き出す。

もうひどい、課長ってば。

枕を掴んで課長に投げようとしたけど、私は枕を持ったまま、その場に固まってしまっていた。