4時間の格闘の末。
課長からいいつけられた最後の仕事。
メールのデータ起こし。
なんとかマシなメールをデータに起こす。
「『な・る・べ・く、早くご提出ください』…と」
ラストのピリオドを打ったところで、やっとヤレヤレのため息。
やればできるじゃないですか、杉原!
そして、この時になって初めて気づく。
課長のメール。
来ているメールも膨大だけど、送信済みメール数もハンパない。
メールの送信履歴にある時刻は深夜を回ってる。
「いつ寝てるんですか……課長」
茫然としているところにノックと共に鬼、じゃなくて、課長、現る!
「メシ食いに行くぞ」
「あの、課長。でも仕事が……」
「なんだ?まだ残っているのか?」
「いえ、出来ましたので、確認を……」
「戻ってからする」
っつーか、いきなり課長と2人で食事ですか?
ムリ!
ノド、通んないよぉ~。
やだよぉ~。
な~んて心の本音が言えるはずもなく、スタスタと部屋を出て行ってしまった課長の後を慌てて追いかける。
オフィスを出るとすぐに課長は近くのスタンドでホットドッグを二つ買い、その向かいで今度はスープを買う。
ん?
さっき、メシ、食いに行くって言ってたよね、課長???
オフィスに戻って食べるのか?
疑問を持ちつつも、それでも前を歩く課長について行くとそこは公園。
課長は、大きな木の下に腰を下ろすと、ネクタイを緩め、靴を脱いでポイッと放る。
ま、まさか……ここでランチ?
「どうした?気持ち良いぞ」
「あの……ここで食べるんですか?」
「いやか?」
「いえ。そうじゃなくて……課長のイメージと違うんで……」
「はっ!どういうイメージだよ」
課長が苦そうな顔で笑う。
課長からいいつけられた最後の仕事。
メールのデータ起こし。
なんとかマシなメールをデータに起こす。
「『な・る・べ・く、早くご提出ください』…と」
ラストのピリオドを打ったところで、やっとヤレヤレのため息。
やればできるじゃないですか、杉原!
そして、この時になって初めて気づく。
課長のメール。
来ているメールも膨大だけど、送信済みメール数もハンパない。
メールの送信履歴にある時刻は深夜を回ってる。
「いつ寝てるんですか……課長」
茫然としているところにノックと共に鬼、じゃなくて、課長、現る!
「メシ食いに行くぞ」
「あの、課長。でも仕事が……」
「なんだ?まだ残っているのか?」
「いえ、出来ましたので、確認を……」
「戻ってからする」
っつーか、いきなり課長と2人で食事ですか?
ムリ!
ノド、通んないよぉ~。
やだよぉ~。
な~んて心の本音が言えるはずもなく、スタスタと部屋を出て行ってしまった課長の後を慌てて追いかける。
オフィスを出るとすぐに課長は近くのスタンドでホットドッグを二つ買い、その向かいで今度はスープを買う。
ん?
さっき、メシ、食いに行くって言ってたよね、課長???
オフィスに戻って食べるのか?
疑問を持ちつつも、それでも前を歩く課長について行くとそこは公園。
課長は、大きな木の下に腰を下ろすと、ネクタイを緩め、靴を脱いでポイッと放る。
ま、まさか……ここでランチ?
「どうした?気持ち良いぞ」
「あの……ここで食べるんですか?」
「いやか?」
「いえ。そうじゃなくて……課長のイメージと違うんで……」
「はっ!どういうイメージだよ」
課長が苦そうな顔で笑う。