「蹴りとばしておきながらその態度かよ…。」
アルフは立ち上げると、不意に殺気を感じた。
「っ…!!」
アルフはすぐさま跳躍、アルフがいた場所に深々と矢が突き刺さる。
周りの町民はそれを見て叫び逃げ惑った。
「アルフ!!」
レイはアルフの元へ駆け寄った。アルフは矢を見つめ、呟く。
「俺達どうやら歓迎されてないぜ。」
「見れば分かる。」
先ほどまで賑わっていた町の一角。
そこにはあちらこちらからならずものが飛び出し、アルフ達を囲んでいた。
「ダハハハハ!!」
「何だ、この品のない笑い声は!!」
「品がないとは失礼な!!」
レイとアルフの正面の道から、ならずもの数人と共に、ドラゴンと金銀装飾で身を飾った男が現れる。
「私の名前はライト。ライト=グロウだ。君は竜使いなんだろう?」
ライトと名乗った男はアルフを指差す。
「だとしたら何だって言うんだ?」
「貴方に死んでもらいたい…。かかれ!!」
ライトの言葉に、一斉にならずもの達はアルフ達に襲いかかる!
ならずもの達は剣や斧、槍や鈍器など、各々好きな武器でアルフ達に切りかかる!