「何で....?」



「雅があたしのことを...覚えていなか
ったから...。

あたしだけじゃない。

今までの記憶が全部ないみたいだった。」



嘘だろ....

雅が俺のことを覚えてない...?

そんなことありえない...



「信じられねぇ..。」



「あたしだって...!!嘘だと思いたい..。
けど、〝あたしのこと知ってるの?〟
って聞かれた...!!

雅にだよ!?

知ってるに...決まってるのに...。」