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「やべっ! 冴華、本鈴だ!」



学校から聞こえる本鈴で、亮が叫んだ。

いきたくない・・。

確かめたい・・本当に雅なのかどうか・・。



「冴華っっ!!」



滝川くんを背負った亮が、せかす。



「先行ってて!すぐ追いつくから!!」



それを聞いた亮は走り出した。



「あの・・・お名前、聞いてもいいかな?」