恐ろしくマイナス思考の僕と
太陽の様にポジティブな彼女は
一見、不釣り合いかのように思えるが
酸素と鉄が化学反応するように
僕らの性格はうまい具合に混ざりあって
僕らがいる場所を暖かなものにしていった。
彼女が持つ、丸い綺麗な飴を真ん中とした僕らの日常は、
牛乳がゆっくりとコーヒーに溶けていくように
なだらかに進んでいった。
その半透明な飴から微かに見える僕らの明日は
当たり前のように
きちんとそこに座って僕らを待っていた。
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