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「じゃあ宜しくお願いします」

「はあーい……」


緊張してた自分が馬鹿みたい。

鵺は出かける用事があって、あたしに店番を頼んでいった。

結局はそれが目的か……


こちり、と不思議な模様の時計が音をたて続ける。

変なモノばかりに囲まれて始めは落ち着かなかったものの、慣れてしまえば意外に居心地がいい。

鵺はいつもここで1人で店番をしてるんだと思うと、不思議な気分になった。


待てども待てども鵺が帰って来る気配は見せない。

今どこで何してるのかなー……

店には誰も来ないし、ヒマだよー……


うつらうつらと頭を揺らしている時、軋む音を立てながらドアが開いた。

鵺が帰ってきた!と思ったけど、どうやらシルエットは別人のようだ。