私の名前は桜木 明(さくらぎ めい)。全然明るくないのに名前はだけは明。 そんな私は、どこにでもいるような地味で平凡な高校生…… ……のはず、だった。 あの時までは。 そう、アイツが―――― クラスのみんなの前で、あんな事を言うまでは。 「俺、桜木のこと好きなんだけど」