『真姫〜!!』

『琴音♪おはァ〜』


今私の名前を呼んだのは




"瀬川 琴音"



高校になって出来た



初めての友達。




ショートヘアーがとても似合っている可愛らしい女の子。





『一緒に学校行こっ!』



いつも琴音は


遅刻するくせに



今日は早かった。



珍しいな。




『琴音今日は何かあるの?』




『ん?別に何もないよん♪』




琴音はいつもこのテンションだから



良い事があってもなくても私にはまだ見抜けないでいた。





…それにしても今日はなんか


いつもと違った日になる気がする…




私は何か予感がしていた。