昨日のことを思い出す









いえ、
大丈夫ですっ



って言って走って帰ってしまった自分









あぁ
何やってんだろ



あんなんじゃ
気持ちばればれじゃん









ってか
初対面?であんな態度とか









完璧やらかしたな






なんて考えてたら















ねぇ
呼ばれてるよ









なんて言う友人たちの声で
我にかえる






え?






そう言って
振り返ると












彼がいた












また顔が火照る



心臓の高鳴りは止まらない









クラスのみんなが見てる



そんな恥ずかしさよりも
彼に呼ばれたという
恥ずかしさの方が大きくて



あたしはその場を動けなかった