そうして一問を解き終えた



本当にありがとう



またその笑顔であたしにそう言う



いえ、



恥ずかしすぎてそう言うことで
精一杯だった






それからお互いにお互いにの課題へと目を向ける






静かな雰囲気のなか



どうしてあんな素っ気なくしちゃったんだろう



とか色々後悔した




第一印象 最悪なんだろうな



とか 色々考えてしまう









恥ずかしい すごく緊張するし
心臓はまだ鳴り止まない



なのに彼を知りたい



もっと話したい



なんて考えてた
























気がつくと時間は結構経っていて
もう下校しないといけない時間になっていた















周りの生徒は帰り支度を初めているのに
彼はまだ席を立とうとしない
























もう少し ここにいたい









そんなあたしの思いとは裏腹に
下校時刻は迫ってくる















委員の人が室内を整頓している









やはりあたしも退室しないと
いけない雰囲気












帰ろう















そう思って帰り支度をし
昇降口へと足を進めた