また1日が過ぎる






彼を何を知ることもなく









彼を初めて見たあの日から
何もない日々



あたしが唯一 好きなのは
体育の授業でサッカーをしてる彼を
見ることだけ



彼を見ると胸がほっこりと
暖かくなるのを感じる



その度にやっぱり彼を好きなのだろうか



って思うけど話すらしたことないし
ましてや彼はあたしのことなんか
知ってるのかな



いや知らないと思う
















彼にあたしを知ってほしいと思う



でも怖いしまたあの日のようになるなら



なんて思い出したくもない記憶が蘇る






もし彼に嫌われるくらいなら
今のように影から見れるだけで良い



そう思った


















けれども彼を見る度に
彼を想うたびに



あたしの心は彼に惹かれていく



そしてまた思うの
彼を知りたいって














そんな風に思いながら
1日1日過ぎていく


















そうして
季節は夏へと移り変わってく