む、無理!!
“スキ”何て言えない。
何処まであたしって、素直になれないんだろう。
そんなあたしを見て、新はクスッと笑う。
「まぁいいや。ゆっくりで」
一寸寂しそうに笑う新を見て、胸が締め付けられた。
新、ごめん。
絶対、絶対言うから、それまで待ってて?
「陽花」
「何~?」
「ずっと一緒にいような」
!!!!
新、その言葉が何れだけ嬉しいか、わかってる?
あたしは、小さく頷く。
本当、新はあたしをドキドキさせる天才だね。
「帰ろっか」
「…うん」
あたしと新は、あたしの家へと歩き出した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…