「可能性は、ある。只…、何時戻るかはわからない。もしかしたら明日戻るかもしれないし、十年後戻るかもしれない。一生戻らない可能性もあるんだって…」 「そっか…」 記憶、戻るかわかんないんだ。 正直、戻ってほしいのが本音。 でも、今の新も好きだから……全て戻ってほしくない。 そう思ってしまうあたしは、やっぱり我儘だ。