外へ出た。


久しぶりの空気。


なんと清々しいのだろう。


私は思わず深呼吸をしてしまった。


「ははっ。なにやってんだよ」


そんなとき、誰かに笑われた。


目をあけて、キョロキョロしてみるとシューサイがいた。


「シューサイ!来てくれないと思った…」


「いや、くるよ。昨日言ったし」


シューサイ……。


君はなんて優しいんだ!


あ、昨日のこと謝らなきゃ…


「シューサイ。昨日はゴメンね…」


「……あれは俺が悪いんだ。ごめんな。だから、今日は飴2種類持ってきたぞ」


「本当!?」


私の気持ちは弾む。