一人になったあたしは、
琉斗にゆわれる事を覚悟して
ひらすら泣いてた。

しばらくして寧々が戻ってきた。
寧々は何もゆわんと隣に居てくれた。

琉斗が戻ってきてあたしから
少し離れたとこに座って口を開いた。

「ごめん。別れよ。」

あたしたちの一回目の別れ。

後から聞いた話、
絶対人に手出さへん琉斗が
楓真をしばいたらしい。
ガラスも割ったとか。
ほんまに大事に思ってくれてたんやなって思った。