体育祭も無事おわって12月。
私立高校を専願にしたあたしは
受験生って自覚をやっと持ち出した。
利唯はあたしと同じ学校。
雪は美容師になるために専門学校。
あたしらよりちょっと頭のいい寧々は公立高校。
「琉、高校どーするん?」
「うーん、まだ決まってない。」
琉斗は頭がいい。
あたしらの男女仲良しグループの中でも
一番頭がいいってゆってもいいぐらい。
あたしは今日も琉斗から勉強教えてもらってた。
「もーわからん!つかれ…
言い終わらへんうちに琉斗の唇と
あたしの唇が重なった。
毎日喧嘩もしなくてほんまに順調やった。
でも、そう思ってたのはあたしだけやったみたい。