「あ、布津からメールだ。駅に着いたってー。戻ろうか」


また3人は来た道を戻る。


「そういえば有馬さん、今日はどこ行くの?」

「そうだったわ。晴子、アンタ門限あったわよね。親に一時間くらい延ばしてもらえないのー?」

「えー・・・どうかな。ていうか本当にどこに連れてくの?」

「ウチが行ってるバイト先~!」

「それって居酒屋じゃなかったっけ?」

深江が驚いて声を上げる。

「お酒飲まなきゃいいから。
ウチらのために個室用意してくれたし、安くしてもらえるからさー。
そこの料理おいしいんだー。
一回皆を連れて行きたくて!」


有馬の言葉に瑞穂と深江も少しワクワクしてきた。

駅に着くと布津が携帯を片手にキョロキョロしている。


「おーい!布津!こっちこっち!」

「おー!悪かったなー遅くなって」


ようやく4人は合流した。