「漢字。」
「は??」
「『そら』って漢字、
なんて書くん?」
「あー..。
宇宙の『宙』。」
「そっか。
俺と違うねんな!!」
ニカッと歯を見せて
笑う彼に、
不覚にもドキってしてしまった。
「俺、青い空の『空』
同じ名前で前後とか、
あるもんやねんな。」
「...そうやね。」
それだけ言うと、
彼は前を向いた。
出席が終わり、
休憩時間に入った。
「宙!!」
愛が走って私の所に来た。
「「なに?」」
2人の声が重なった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…