「…君は何組になったの? 私は3組!」


ぱっと笑顔を作る。

偽物の笑顔なんてすぐに見破られてしまうだろうけど、印象が良くなればそれでいい。




それがお母さんのためなら。




「俺は2…」


…キーンコーンカーンコーン…



「2」と言いかけた男の子はやべっと言って走り去ってしまった。



「さっきはごめんね!また学校でー!」



あの人は1年2組なのかな?