「梨乃の笑顔はやっぱりカワイイな」


……え!!
またカワイイって……。



「俺の好きな梨乃の笑顔だ」

「高崎くん……」

「だから俺以外の前でそんなカワイイ笑顔見せるなよ?」

「そ、そんな大袈裟だよ」


思わず恥ずかしくなってそう答えた。

そんなカワイイ笑顔なんてこと無いのに。



「大袈裟?そんなことねーよ。俺にとっては梨乃が一番カワイイから」


優しい笑みを向けたあと。



クイッと……
頬に触れていた高崎くんの手が顎に触れて、顔を上に向かされた。


ジィッと高崎くんは真剣な顔。