もちろん私自身も、自分からそんなことする行動力にびっくりしていた。 でも……。 高崎くんが辛そうな顔をするのは見ていられない。 だって、高崎くんには笑顔が似合うから。 いつも、私をドキドキさせてる高崎くんの微笑みが好きだから。 「私は……昨日のこと無理矢理だなんて思ってないよ」 高崎くんの腰に腕を回すと、来ている制服、ジャケットを握りしめた。 高崎くん……。私は高崎くんのことが───‥‥。