──バタン


部屋に入ると、着替えることも忘れたように、ベットの上で泣いた。


……なんで。

私のこと好きって言ってくれたのに……っ。


今日は私も好きって伝えよう。

そう思ってたのに……。


涙が溢れてきて止まらないよ……っ。


「っぐす……ふぇ」



私と触れた唇で高崎くんはあの子ともキスしたんだ……っ。


……なんで。
どうしてなの!?


分からないよ。
高崎くんがなにを考えているのか……。