あっれぇぇぇ?

おかしいな、私ここ二日間ぐらい一馬とやりとりしてないんですけども。
どういう・・・ぇ、もしかして一馬私のこと避けてる?

「ねぇ、一馬・・・もしかして私のこと避けてるのかな?」

「・・・いや、梓ちゃんと話せないんですよ」

「病気っ!??!Σ(゚д゚ノ;)ノ」

「んなわけないでしょうっ!!(汗)」

じゃ、じゃあ一体一馬になにが・・・!!(話し聞いてない)

「そういえば。南朋さんと別れるとき、なんか良くわからないこと言われたっけ」

―――――――――――

「・・・南朋さん」

「なーに」

「やっぱ僕、付き合えません」

「・・・梓がいじめられても?」



「僕が守ります」



「・・・まぁ良いか、アンタにも飽きたし」

「・・・」

「どうせカッコイイ彼氏が出来るから」

―――――――――――

「『カッコイイ彼氏』って、誰?」

私は髪をかきあげた。
やっぱ結ぼうかな。

「多分・・・一馬くんです」

「ぅえ!?」

「いや、多分だけど・・・もしかしたら」


プルルルルルッ


「!」

いきなりポケットに入れといた携帯が鳴り出した。
メールじゃなくて電話だ。

「ちょっとごめんね、電話だわ」

「あ、うん」


ピッ


「もしもーし」

『あ、梓?』

・・・しかも一馬からだった。

「あ、一馬?どうしたの」

『俺・・・』

「うん?」