『別れた理由』・・・

また私が知らない間に変な事が起こっていた。
ややこしくなてきたなぁ、本当にもう・・・

自分が知らない理由のせいで、こんな仕打ちって。
いつか絶対KOノックアウトされるだろうな。

いや、つーか逆にしてやる。


 小指心
  あいさつのつもりで


「蓮くん」

・・・

「蓮くん」

・・・

「蓮くんっ!!」

「ぐほっ!!?(むせた)」

ぁ、あーあ。
せっかくお母さんが丹誠込めて作った手作りご飯が台無しに。
駄目じゃん蓮くん、そんなことではいっぱしの大人にはなれないぜ?(誰)

「ちょっと蓮くん大丈夫?」

「ごふっ・・・だ、大丈夫大丈夫。これぐらい平気だから・・・げほっ」

とりあえず私は蓮くんの背中をさすってあげた、あーあ顔まで真っ赤だよ。
てか、まだ熱があるんでは・・・?

「蓮くん、まだ熱が残ってるんじゃない?」



ピトッ



「っ?!!」

私はおでことおでこをくっ付けてみた。

「あ、別に熱はないみたいだね」

「あ、あ、あ、あ、あったりまえじゃん!」

いや、でも・・・いつものテンションとか普通に見てておかしいし、なんか顔があからさまに真っ赤なんですけども。本当に大丈夫か蓮くん。

「まぁ・・・それは良いとして。で、別れた理由。お聞かせ願いますか?」

「ぅへっ、イキナリこのテンションで理由っ?!」

「うん、理由。さっき微妙なところでチャイム鳴っちゃったし」

そうそう。
少女漫画特有だよね、そういうありえないタイミング。