ガバッ

私は勢い良くベッドから立ち上がった。
ちょ、飛鳥のところにも蓮くんがっ?

「なんかね、明日から私達と同じ学校に通うことになったからヨロシクって」

・・・は。

「ぇ、はあっ?!!なにそれっ!?」

「でしょっ!?私も超ビックリし―――――」

「ちょ、ちょっと見して!!」



ピピピッピピ



「ぁ、あった!」

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件名:お久しぶりです
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どうも久しぶり、小山だよ。
覚えてるかな?

さっき梓ちゃんにも電話したんだけど出なかったから飛鳥ちゃんにメールしてみたよ。
なんかまた親の仕事上の都合でそっちにまた住むことになったらしいんだ。
またみんなに会えるから楽しみ!

それと、君たちと同じ学校に通う事になったからこれからもヨロシクね。
それじゃあまた明日。

小山 蓮
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・・・この感じ、蓮くんだ。

「本当に帰って来たんだ・・・」

「なんかさぁ・・・この丁寧な言葉遣いとか蓮くんだよね」

「・・・うん」

なんか、ダメだ。

嬉しいのか長年会っていないせいで緊張しているのかさっぱり分からない。
頭の中とかもう、グッチャグチャ。
白紙がくしゃくしゃに丸まれたみたいな状態だ。

「ちょっと・・・今から会って来ようかな」

「ぇ、今から!?」

「・・・明日まで待てないし」