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最後の日、とうとう昼休みまできてしまいました。
ヤバい、着々と告白タイムに近づいている・・・

私は屋上で様乃とのほほんと過ごしている。

雲が綺麗だー。

「あ、そういや昨日の写メ送ってくれてありがとー」

「いえいえ、てか昨日の夜空見たっ?」

「飛鳥と見たー、もうさいっこうに綺麗だったよね!!」

「ていうかなにあれ、超常現象?!!?」

「流れ星が集団で、しかもこの都会で、流れるとかありえないんですけど!」

「私もびっくりしたよー!」

本当、あれは一体なんだったんだろう。
あの流れ星の数、尋常ではなかった。

空一面に光っていて眩しいほど、流れ星がいた。

「しかも梓」

「?」

「このこと、他の友達に言ったら『え?なにそれマジ?』とか『なにいってんの?』とか」

「ぇえ?」

そんな、あんな目立つほどいたのに。
あれに気付かないはずはない。

「逆にアンタらが何言ってんの?って言いたくなった」

様乃なら容赦なく言いそう。
私達は床に寝転んだ。

「でもあれに気付かないなんて・・・」

「本当、みんなが頭おかしいんだっつーの」

「んー」

いや、もしかしたら私達だけが見えたとか?
・・・んなはずはない、だって昨日ニュースにも出てたんだから。

「なーんでだろ」

「腑に落ちないぃー」

様乃はさっきからそれを言っている。
まぁ、気持ちは大いに分かりますとも。

「あ、様乃なんか願った?」

「当たり前でしょ」

「ぇ、ぇ、なんて?」

私は勢い良く起き上がった、なになになに??

「『そろそろ彼氏が出来ても良いんじゃないっすか?』」

「それって根本的に願いとは言わないよ」

「ぁ、間違えた」

びっくりしたよ。