飛鳥の声の明るさでテストの雰囲気が分かった。

「飛鳥ー、そろそろ離れてくれないかなぁ〜?」

「嫌だぁ〜・・・痛い痛い痛い痛いっ!!」

私は飛鳥のほっぺを思いっきり(手加減は私なりにした)圧縮した。
なんか面白いことになってる。

「すごーい飛鳥に見せられないのが悲しいなー」

「いみょうとにょブシャイクにゃかををだりぇがみりゅかよ(妹のブサイクな顔を誰が見るかよ)」

「おー?何言ってるのか全然分かんないや、もう一回言ってくれる?(黒い笑顔)」

「だかりゃ・・・ごみぇんにゃしゃいっ」

「はいはい」

私は両手を離した。
飛鳥は頬を撫でている、ちょっと痛かったかな(手加減したんじゃないの?)

「何語喋ってんのか自分でも分かんなくなっちゃったよ(汗)」

私は靴を脱いで階段を上がった。

あー、いつもの今日だー。



コキッコキッ



「あでっ!」

いったぁ〜・・・
無理に様乃のマネして首鳴らそうと思ったけど、やっぱ痛い。

どうやったらあんなに鳴るんだ。

「やりすぎた・・・」

ゆっくりドアを開ける。



ガタ



「あたたたた・・・」

今の本当に痛かったぁ。

なんか寝違えた気分、もう絶対にやらない。
私は手で肩を揉んだ。

「ふぅ・・・」

カバンをベッドに放り投げる、これは毎日の習慣だね。

「明日はテストー、最悪だー」

なーに歌ってんだ私。

歌う暇ありゃテストの練習しろってね。
私はその場で倒れた。

「ぼえぇぇえ・・・」

だるいなー。