なんか、今梓ちゃんの気持ちが分かったかも。

「慶くん」

「ん〜?」

「なんか、それって分かったかも」

「ぇ、なにが?」



ベリッ



僕は慶くんの腕をはがした。
どうしよう、ヤバい。

「どうしよう・・・」

「どうした?」

気付いてしまった。

あの意味を。

「僕、すっごいヘマしちゃったよ・・・!」

頭を抱える、最悪だ・・・
史上最強級に最悪の日だぁ・・・

「なになに、ヘマってなに?」

「もしかしたら、もう梓ちゃんと仲直り出来ないかもしんない・・・」

「ぇ、マジ?なに、どうして?どうしたのっ?」

なんで断っちゃったんだ僕・・・

あ、そうだっ!!

「慶くんっ!!」


ガタッ


僕は勢い良く立ち上がった。

「ぅをいっ?!」

「今日って何曜日っ?!」

「も、木曜日・・・」

「ぇえっ!?(驚)」

どうしようどうしようどうしよう。

明日お試し最後の日じゃんっ!!(泣)
間に合うかなぁ・・・

どうしよう、仲直りとか遅いよねぇ・・・

「そんな・・・」

僕は席に座った。

「ど、どうした?」

「間に合わないよ・・・」