「「・・・」」

軽い話なのに、こう、さっきお父さんから聞いた話を思い出すと・・・
いやに緊張してしまう。

しかもまだ私、蓮くんのこと好きでもないのに。

「あの、蓮くん」

「ん?」

「空手、入ったんだってねっ」

「あ、うん。今日学校の道場に『部員求む』って書いてあったから!」

蓮くんは笑顔で答えた。
あ、なんだ、別に私目当てで入ったわけじゃないのか・・・(安心)

「でさぁ、びっくりしたんだけど下の方に『今ならもれなく梓ちゃんプレゼント』って!」



様乃の寿命から5年引かせていただきました(自分の寿命も)。



「へ、へぇ〜・・・それまた馬鹿みたいだね」

「そう?僕それで入ったんだけど」

うそおおおおおぉぉぉんっ!!!!!!!!!!!(恥)

「なんでっ?!もうすでにプレゼントされちゃってんじゃんっ!!」

「まぁ、確かに今は彼女だけど。やっぱそんなこと書かれちゃうと、好奇心ってのが前に出ちゃって♪」

あなたの好奇心ってのはどれを意味するんですかっ?!!

「しかも」

「ぇえ?」

「これでやっと、決着つけられるしね」

け、決着・・・誰の、なんのっ?

またおかしな事、考えてないよね・・・??
もう私かかわりたくないんで(呆)。

「一馬くんも入部するんだよね?」

「ぇ、そうなのっ?!!」

「あ、違うの?」

「え、あ、ち、違うと願う・・・(汗)」

これで一馬まで入部しちゃったら、本当に『漢たちと君』になっちゃうよ!!!!
あんなシナリオ、私はごめんだからねっ!!

「まぁ、僕的には入ってほしいけど」

「ぇええっ!?」