「良いだろう、だが・・・一生梓を幸せにすると、誓うか?」

「・・・」

「蓮くん・・・」



「誓いますっ」



―――――――――――

「『誓いますっ』だってぇ〜、もうマジかっこ良かったあぁっ!!」

「う、嘘・・・」

「何言ってんの嘘じゃないよっ!!それ聞いたお母さん、イキナリお赤飯とか作り出しちゃってさー!!!」

あ、だからかっ!!!!(驚)

「ぇ、ちょ、でも私まだ心の準備が出来てな―――――




ガラッ



急にドアがゆっくり開いた。

「飛鳥から聞いたか・・・」

「お、お父さんっ!!」

お父さんはドアを閉め、ベッドに座った。
それからお父さんは私達に蓮くんのことで話し始めた。

「・・・梓、なかなかの男だったぞ」

「お父さん・・・」

「しばらく見ない内に立派になって・・・いつの間にか梓とも良い関係を築いて」

「あ、お父さん。その事なんだけど―――

「ホント、お父さんビックリしたぞ?」

「ちょ・・・」

これじゃあ私の恋愛、共に人生がどんどん違う方向にいってしまう・・・!!

「剣道に柔道に『空手』・・・凄いじゃないか!試しに手合わせしたんだが、お父さんボロ負けしてしまった(照)」



・・・ん?



「ぇ、ちょ、お父さん今なんて」

「あぁ、ボロ負けか?そうだよなー、実の父があんな『はな垂れ』にボロ負けじゃあショックだよなぁ〜」

「いや、そこじゃなくて」