蓮くんは少し笑うとこう言った。

「良いよ、実は僕も少し間違えてたところがあったから」

「ヤッター!」

―――――――――――

私達は一つの机に二つ向かい側に椅子を置いて一緒に座った。


ベラッ


「っ・・・!!」

れ、蓮くん・・・89点っ・・・!!
私を裏切るとは、良い度胸してんじゃねぇーか・・・(どうした)

「梓ちゃん、テスト」

「あ、うん」


ペラッ


「・・・」

沈黙。

ちょっと、そんなに(テストを)見つめないでよっ!!
恥ずかしいじゃないの☆(誰)

「・・・どうしたの梓ちゃん・・・昔はこれより頭良かったじゃない・・・」

「酷いっ!!(泣)」

蓮くんまで、そんなこと言うなんてぇ!!
わて、家出したるわっ!(キャラ崩壊気味)

とりあえず私達は座った。

い、いまだに蓮くんは真剣に私のテスト(間違っているところ)を見ている。
眉間にしわが出来ていて怖い。

「・・・分かった、梓ちゃんって四捨五入が苦手でしょ」

「っ!!!」

「だからこういうバカみたいな答えが出ちゃうんだよ(笑顔)」

ば、『バカ』って・・・
先生、それはいくらなんでも言わなくてもええでしょうっ!!

「梓ちゃん、ちょっと見て」

「?」

「ココはね、この数字を割ってから計算するんだよ」

「・・・あぁっ!!(革命)」

「ね?だからこうして、こうなると・・・ほら、僕の答えとバッチリ」