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「おはよー梓っ!」

「…ぉはょぅ」

「こ、声が小さいっ。どうしたの梓、あ、なんか今日の髪型可愛いね」

「ぁりがとぅ…」

私は机に顔を置いた。

昨日さんざん泣いたせいなのか、まぶたが以上に重い。

学校、今日は頑張って来た。
本当はまだ休みたかったんだけど、さすがに連続はお母さんに怒られた。

「ちょ、ちょっと。顔ぐらいみせたらどうなの?」

「ぃゃだ、ねむぃ…」

「ねむいって…ほれっ、面を上げぇいっ!!」



ガバッ



「…まぶしぃ」

「なっ、アンタどうしたのっ?!!なにそのでっかいクマっ!!」

ひ、日の光がまぶい…

「あ、そういや髪をたらしてる時ってアンタがやる気ない時だっけっ!」

そういうと様乃は私の髪をいじり始めた。
なんか、なんでみんな私の髪をみつあみにするんだろう…

「そぅだっけ…」

「そうだよっ!!ねぇ、昨日はどうしたのっ?!!」

あんな記憶…さっさと消して保健室で寝てたい…
あー、今日のサボり場は保健室で決定。

「ちょっと聞いてる?親友の一大事なんだから教えなさいっ!!」

「たんに面白いから聞きたいくせに…」

「う、うるさい(汗)」

様乃はいまだに髪をいじっている。
なんだか私、よくいる中国のお団子ちゃんになっとるぞい。

「様乃…上手いね…」

「ほれ、そんなことはどうでも良いから!早く教えなっ!」

「もー…分かったよ」


私は授業が始まる前に2分ほど、昨日のことを様乃に手っ取り早く話した。
かくがくしかじか。


「殺してきて良い?(南朋を)」

「いや、普通にダメだから」

「えー」