アリサが私の事を察して手話で話してくれた。







「あ、のさ、アイリちゃん耳聞こえないの?」





赤茶の髪の毛の人が聞きづらそうな顔をして聞いてくる。




アリサ「えっと……」




アリサが答えを詰まらせた。



アイリ『言ってもいいよ?』




アリサ「本当に?」




アイリ『うん』








アリサ「アイリは訳あって声が出ないの。」




「そうだったのか。」



アリサ「あの、自己紹介してもらっていいですか?」