「えーっと、大丈夫?」




5人の中で一番背の低い人が顔を傾げる。




アリサ「大丈夫です。ありがとうございました!!」




アリサが慌ててお礼を言う。
私も頭を下げる。



「えーっと、名前聞いてもいい?」




アリサ「あ、はい。私は成瀬亜理砂です。んで、こっちが鈴蘭愛莉です」




ペコッと頭を下げてアリサの後ろに隠れる。






男の人は苦手だ。





「腕、見せてみろ」




私はアリサの後ろに隠れたまま、声を発した人物をみた。







黒い瞳が私の事をじっと捉えていた。





私は、アリサの服を引っ張る。



アイリ『どうしよ』





アリサ『この人たちは、大丈夫よ。神誓龍の人たちだから……』