「コーヒー入れましたけど、飲みますか?」



また、平然なフリをする。



「あぁ。」



ヤバっ。隣に…座った…。



私はカップを持つ手が震えていた。



それに気づいたのか…?



「緊張してんのか?」



その言葉の瞬間、私の顔は真っ赤になった。
首を縦にぶんぶん振った。



「ゴメンな。そんなつもりじゃなかったんだ。服を乾かしてやりたいって思ったし、俺もそうしたかった。でも、ここに着くまでの間ずっと考えてて、今はおまえの気持ちに甘えたいとしてる自分がいるのも本当だ。でも、おまえの事を無理には求めないから。そんなのが言える立場じゃないのは分かってるから。」


「ありがとう。嫌とかじゃないの。ただ、緊張しすぎてちょっと冷静になれないだけ…でも、こうして一緒に居れる事が嬉しいし、私はあなたと向き合う為に私の事を知って欲しいと思ってる。」




その言葉を最後に、2人はベッドに入り甘い世界を作っていく…