コーヘー…


何て事してくれたんだ。


コーヘーを好きだと気づいたから良かったけれど、そうじゃなかったら一体どうしてたんだ…



いや…


だけど…


コーヘーを好きじゃなきゃ、いくら酔っていてもあんな風に抱かれる事なんか出来ない。


あんな抱かれ方したら…絶対にコーヘーを好きだという気持ちに気付いてしまうだろう。


コーヘーの強引さには、相変わらず驚く事ばかりだけれど。


この傍若無人さは今に始まった事じゃない。


クソガキの頃からずっとそうだった。


無駄に自分に自信があって、欲しいモノは絶対に入れる。


だけど、そんな傍若無人なコーヘーに、みんなどこか憧れを抱いていた。


周りになど流されない、強い自分を持ったコーヘーに。



ちくしょう…


コーヘーめ、キノコのくせに生意気な。



だけど、私をキズものにした責任は取らせるんだから…まぁいいか。


思えば、あんまり良く覚えていないうちに終わってしまって良かったんだわ。


コーヘーとヤってしまうなんて…シラフじゃ恥ずかし過ぎて確実に死ぬ。


恥ずかし過ぎて死んでしまう。