だけど、私を逃がさないように照準を合わせたコーヘーは、
逃げようとする私を容赦無く押し倒すと、私の手首を掴んで床に張り付けにする。
コ、コーヘー…怖いよっ
妖艶オーラがハンパない。
コーヘーのオーラに気圧されて顔を背けると、コーヘーの手が私の白いブラウスにかかった、
その手の感触に、恐れと恥ずかしさを感じて、自然とビクッと身体が反応してしまう。
そして、コーヘーの長い指先が、首筋を伝ってキスマークの跡をゆっくりとなぞる。
『ココにも、ココにも、コッチにも沢山付けた。』
キスマークの跡をゆっくりと確認するように、舌なめずりする勢いで赤い跡をなぞって行く。
そして、下へ下へとなぞっていく指先が、更に胸元のキスマークを暴こうと、ブラウスのボタンへとかかった時、
とうとう私の羞恥心はMAXになった。
「止めてっ、キノコ!」
反射的にブラウスを胸の前で掻き抱こうとするけれど、コーヘーの手に阻まれてそれも出来ない。
少しでも逃げたいと身を丸くしても、そんなものは無駄な抵抗だった。