『それはつまり、オレに抱かれた事自体は嫌じゃ無かったって事だろう?』
はぁ!?
そうよ!
嫌じゃ無かったわよ!
嫌なのは記憶が無いからよ!!
知らないうちに好き勝手されたからよ!!
覚えて無いのに抱かれてたからよ!
って…
えっ…!?
え!?
う、あ、え!?!?
私…コーヘーに抱かれたのに、嫌じゃ無かったの?
コーヘーに記憶がないままに抱かれて、それが嫌なんじゃなかったの?
おかしい…
おかしいじゃないか…
コーヘーに抱かれたんだよ?私…
あの幼なじみのキノコにだよ…?
なのに、
どんなに、どんなに考えても、不思議と嫌悪感は湧いて来なかった。