バスルームを出て再びコーヘーの部屋の前に立つと、
早速ドキドキと嫌な動悸のする胸を抑えて、ゆっくりとドアを開けた。
コーヘーのヤツまだコーヒーを飲んでいる。
自分だけ飲んでいる。
ちくしょうめ、コーヒーいいな…
私も飲みたいな…
そういえば喉が渇いている。
朝から何も飲んでないし…
コーヒー飲みたいな…
美味しいコーヒー飲みたいな。
っつーかコーヘー私にもコーヒー入れろよ!!!
考えてみたら朝から何も飲まず食わずな私は、モーレツに空腹を感じていた。
そして空腹によって起きる苛立ちも感じていた。
とりあえず腹が空いては戦ができない。
毒キノコとの戦いを前にして、腹ぺこでは試合にもならない。