だったら、やっぱりコーヘーに担がれて帰って来た後に何かあったのだろうか…?
少し想像してみるが…
ブルブル。
ヤバイ…悪寒がする。
一番弱味を見せたくないコーヘーの前で、まさかまさかの痴態を晒してしまっていたとしたら…
これ以上の恥辱は無い。
毒キノコにまた馬鹿にされるではないか!下手したら一生…、いや、きっと絶対一生馬鹿にされる。
そんなの…堪えられん!
ヤダヤダヤダヤダ!!!
どーすりゃいいんだ、やっぱ今すぐ昨日の事謝って逃げるべき?
だけど、パンツの事だけはどーしても気になるし…。
ムムムム、
そうだ…
ここは一つ勇気を出して、私がコーヘーの家に担がれて来てからの事だけを聞こう。
チラっとだけ聞こう。
そんでヤバそうな内容だったら逃げよう。
うん。そーしよう。そーしよう。
もしもヤバい内容だったなら、逃げて、
そしてもう一生コーヘーに会わなければ良いんだ。
よしよしよし。
何が一体良いのか分からないけれど、とりあえず混乱する頭で精一杯考え出した答えがコレだった。
善は急げだ。
さっさと確認して逃げ帰ろう。
そう心に決めると、携帯を握り締めてバスルームを後にした。