いや、しかし…待てよ?
もしかして、もしかしたら、
コーヘーの彼女がうっかり忘れて行ったモノかもしれない。
いくら柄が奇抜なキノコプリントでも、
私と同じキノパンを持ってる女が居たっておかしくはない。
可能はモーレツに低いが、決してゼロとは言い切れない。
きっとそうだ…
そうに違いない…
頼むからそうだと言ってくれキノパン!!!
そんな頼りない希望を胸に、私は思い切ってズボンの中を確認してみる事にした。
お願いだから履いていてくれ!!!
そう願いながら恐る恐るズボンを下ろす。
今日ほどパンツを履いていたいと願った事は後にも先にも無いだろう。