ちょっ…
ちょっと待ってよ、
待ってくれ…
静まれ心臓、
動悸がうるせぇぞ…
ねぇ、コレって…
私のパンツだよね?
meのパンツだよね?
It's meのパンツだったヤツだよね?
何度見てもラブリーなキノコ柄のソレは、間違い無く私のものだ。
よりによってキノコプリントのパンツ。
キノコの部屋に泊まってしまった今日に限ってキノコパンツとは…
間が悪い!!!
そしてそのキノパンがナゼ今私の足元に?
ナゼナゼナゼ?
どうしてどうしてどうして?
連続で同じ疑問がアタマの中を高速回転しているけれど、
何度見てもパンツが今現在ココに落ちているのは事実。
嫌な動悸と汗が吹き出すのを感じながら、それを後ろを向いているコーヘーにだけは気づかれないように、サッとキノパンを手に取って隠した。
そりゃあもうまるでプロのスリ師のような早業で。