(あいつ、最近見なかったけどなんか大人っぽくなったな‥‥‥な‥‥何考えてんだ俺は)


そんな事を考えているとアレスも自宅に着いた。
自宅と言っても1人暮らしのため小さなアパートだ。

「今日も疲れたな〜。
体の節々が痛いぜ。」


アレスは何か食べようとキッチンに行き冷蔵庫をあさっている。


「♪〜♪〜」


インターホンが鳴った。


(誰だよ‥‥こんな時間に)

アレスは玄関のドアの小さな窓から外を見た。
家の外には満面の笑みの少年が立っていた。


(げッッ‥‥‥ロイかよ)


仕方がなさそうにゆっくりドアを開けた。