「ちょっ‥‥‥冗談だろ先生。」


アレスは先生の方に振り返って言った。


「ダメだ。
今日は許さん。これから帰る準備をして闘技場に来い。
逃げたら‥‥‥分かっているな。」


「分かりました。行きますよ〜。」


アレスはカバンと木刀を持って闘技場に向かった。


闘技場には先生が既に木刀を持って待っていた。


「素振り500本だ!!
終わるまでは帰さんぞ。」

「500って‥‥‥先生、俺死んじゃいますよ。」


「つべこべ言ってないで始めろ!!」


アレスはしぶしぶ木刀を構えて素振りを始めた。