「麻耶、お願い!ちょっと顔出すだけでいいから!」



茶色の巻き髪の女の子がしきりにお願いをしている。


その子の目の前にいるのは、茶色のストレートの女の子。


その子は腕を組んで目の前の女の子を睨んだ。


「何で私が行かなきゃなんないの?」


睨まれた女の子は苦笑いをして呟いた。


「…私たち、友達…でしょ?」