「自分は、自分の
息子を殺したのか…」

人は凄いもので、
一度、
息子が死んだと知らされていると
次に死んだと
告げられても
特に驚きは無かった。

それも、城山だけなのかも知れないが…

島田は、頭を少し抱えて
何度も頷いていた。

「それでは…」
と、深く一礼して
警官は去って行った。

居たたまれなくなったのだろうか。