「卓さんに宛てて
書いた手紙です。
死亡の数日前の
物です。

翌日…渡すつもりだったのでしょう」

「読んで下さい」

裁判長は…急かした。

この何処までも深い空間は、嘗て無い
裁判を迎えていた。

この様な裁判…二度と無いだろう。